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春には山々が桜色に染まり、秋には紅葉をめでる観光客でいっぱいになる奈良・吉野は、千三百年以上の歴史がある修験道の聖地です。
深緑の季節から夏にかけては、幾分落ち着きを取り戻し、古くから役行者の逸話をはじめ、和歌や文学など、数々の史跡があるように、神秘的で荘厳な場所として、その風情が感じられます。 |
その吉野は大和柿、柿の葉寿司と昔からの柿の名産地でもあり、おいしいもんが沢山あることでも有名です。
また、吉野山から大峰山を経て熊野に至る峻険な山々は、昔から知られる高級木材の産地。
吉野スギ、吉野ヒノキの木材や、その余材を活用した割箸、さらには手漉きの和紙づくりなどの産業も、大切に育んできたようです。
吉野川の清らかな水の中で原料のコウゾを晒し、吉野の白い山土を隠し味のように混ぜ合わせ一枚一枚丹念に手で漉き、天日に干す。 吉野ならではの豊かな自然が、風合い、色合い、手触りと、個性ある美しさを表現しています。 しかし、その「吉野手漉き和紙」も現在は生産量が減少し、製造する人が少なくなっているようです。 そこで、奈良県森林技術センターとともに吉野の杉・檜の樹皮を原料とした吉野ならではの和紙づくりや、伝統を守りつつ新しい和紙の立体漉きに取り組む一方、もっと手漉き和紙に親しんでもらおうと、体験工房を運営しているところもあるようです。



















